西日本の旅 : 13日目(長崎)

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長崎県長崎市

13日目は佐賀から佐世保を経て長崎まで165km走った。佐賀から長崎までは103kmなので、往復すると206kmにもなる。走れない距離ではないが、翌日以降に響くのでやりたくない。であれば、片道にして帰りは佐賀まで電車輪行にしてはどうか。一連の旅の自己規定は、全ての県庁所在地を自走の軌跡で繋ぐことなので、一度訪れた場所には輪行して良いのだ。雲仙からフェリーで熊本に行く案も頭をよぎったが、それは規定に反するのでダメだ。てことで、帰りは輪行の案を採用すると、今度は103kmというのが短すぎる。よって、せっかくなら佐世保まで足を伸ばすことにした。


佐賀を出て武雄を越えて西にひたすら進んで、山越え谷越えしたが、途中の行程をあんまり覚えていない。地図上だと険しそうな印象があったが、実際にはそうでもなかったような気がする。

佐世保も良い街だった。適度に栄えていて、海があって、快活と業スーがある。アーケードも結構立派だった。ただし大都市から遠いのは難点か。

佐世保港がなかなか良かった。フェリーや豪華客船が入港している中で、海上自衛隊の護衛艦が無造作に留めてあった。普通は護衛艦には近づけないものだが、こんな近くで見られるなんて。おそらくこの護衛艦あまくさは多用途支援艦で武装がないので、一般の港に普通に停泊できるのだろう。

長崎の名所といえば、九十九島だ。それを見渡せる展海峰に向かった。その途中も、米軍基地の艦艇が見えたり、武蔵を整備したという佐世保海軍工廠があったりして、なかなか楽しめた。

九十九島の地形を考えると、そこに至るまでの道のりが平坦なはずはない。山越えをひたすらしまくってなんとか近づいていった。自転車だと、佐世保からちょっと足を伸ばすという感覚ではなく、普通に遠足だ。

苦労しただけあって、展海峰からの景色は格別であった。日本三景以上に素晴らしい。30分くらいずっと景色を眺めていた。

佐世保から南下して長崎方面に向かった。大村湾の西側を通るのだが、その景色もなかなか良かった。謎の3本の塔が見えたのだが、それは針尾無線塔という大正時代の施設らしい。

閉鎖性海域である大村湾の入り口に西海橋というのがあり、そこは渦潮が出るらしい。残念ながら私が通った時間は海流が止まっていて出なかったが、待つわけにもいかないので割愛。

西海市から長崎までに至る道がなかなか趣深かった。海の中に集落が点在していて、鄙びているが別世界の感じなのだ。こんなところに住んでいたらさぞ大らかな性格になりそうだ。

やっと長崎市街に入った。ここも学生時代の自転車旅で訪れたので、懐かしい。路面電車の左右に建物がひしめき合っている風景。

平和公園。改めて思うに、爆弾で万人単位の一般市民を殺すなんてのは虐殺行為以外の何物でもない。クラスター爆弾が国際法違反で原子爆弾が合法ってのは納得がいかない。それが政治であり軍事であると言われればそうなのかもしれないけど、このままだといつまた惨禍が起こるか分からないわけで、暗澹たる気持ちになる。

長崎の中心街に来た時には夕暮れになっていた。稲佐山から夜景を見るという案もあったが、以前に来た時にやったので割愛。

出島。ここも以前入ったので内部は割愛。

長崎くんちの関係で街中がお祭りムードだった。長崎も住んでみたい街のひとつだ。

めがね橋と長崎駅。めがね橋がなぜそれほど有名なのかはよくわからんけども。

輪行で佐賀まで撤収。長崎駅で乗る時にはSuicaが使えたのに、降りた鍋島駅ではSuicaが使えなくて無人駅だったので、入場記録はあるが出場記録はないという状態になって困った。翌日に佐賀駅でその旨を言ったら料金精算した上で出場記録をつけてくれたが、何なんだこの不完全な仕組みは。