東扇島
- 神奈川県川崎市東扇島
サイクリングついでに釣りをして、帰ってから釣った魚を食うというのは、実現できれば最強の計画だと思う。しかし、世田谷から自転車で往復できる範囲で、食える魚が釣れる場所はあるだろうか。
調べるといくつかそのような場所はあるのだが、その中でも比較的近くて釣果が期待できるのが、川崎の東扇島である。
自宅から多摩川沿いに南下して、国道1号から川崎駅方面に行って、さらに南に進むと、川崎港がある。その中にあるのが東扇島だ。



東扇島に渡るには、海底トンネルを通る必要がある。自動車専用の道とは別に人道と呼ばれる自転車と人が通れる通路を通ることになるのだが、ここの雰囲気がちょっと変わっていて好ましい。中に入ると冷んやりと肌寒く、人通りもほとんどないので、まるで世界に自分しかいないような気分が味わえる。少女終末旅行っぽいというと分かる人には分かるかな。




海底トンネルを抜けると、労働者しか居ない産業の島に着く。発電所やら石油コンビナートやら鉄鋼コンビナートやら冷凍倉庫やらに占められた世界だ。たまにはこういうところを走るのも楽しい。


島の真ん中にマリンピアという施設があって、そこの展望室には無料で入れる。100円を入れないでも使える望遠鏡があって、周りの景色を見放題だ。シミュラクラ現象でギコ猫みたいに見える物体を発見したりして楽しめた。




東扇島を縦断して西公園というところに着くと、そこに釣り場がある。この公園は海釣り公園というわけでもないのだが、基本的に釣り人しか来ない。昼間はトラックの移動売店も来ていて、餌もそこで調達できるので、釣り場としてはかなり快適な方だ。ひたすらアクセスが悪いのが難点だけども。


景色も良いので、釣りをしていなくてもリラックスできる。釣りをしている風でほとんど読書していたり寝ていたりするもちらほらいる。


問題は、釣れるかである。自転車で移動する都合上、私の装備はコンパクトロッドと軽量のルアーだけだ。他の釣り人のほとんどは長竿で遠投サビキをしているので、かなり分が悪い。今の季節だとアジやらメバルやらが狙い目だが、昼間に来るとそいつらは活性が悪いのも難点だ。粘っても全然釣れないので、意地で夜まで粘っていたら、なんとか一匹だけメバルが釣れた。まじで嬉しかった。


その場で締めて保冷バックに入れて持ち帰り、家で煮付けにした。測ったら25cmあったので、そこそこ良型だった。味はかなり良かった。口に入れるとホロホロ身がが解けて、味も淡白ながらほんのり旨みがある。東京湾の魚だが、臭みも全然なかった。


最近はここの他にも東京や神奈川のいくつな場所で釣りをしているのだが、やっぱルアー釣りは難しい。かといって長竿でサビキやる装備は自転車では運べないし、ブラクリとかで釣れる漁場は日帰りで行ける範囲にはないし、困ったものだ。
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