自転車日本一周計画
日本一周の定義
前々から自転車で日本一周をしようと思っていたのだが、何を以て日本一周とするかは難しい問題だ。日本の領土の全ての海岸線をなぞるというのが理想的な日本一周だが、そんな道は存在しないし、存在していたとしても道のりが長くなり過ぎる。知床半島やら猿が森砂丘やらは合法的に進入できないし、離島を全部回るのも不可能だ。
なので、普通はある程度の簡略化をする。例えば、主要四島に限定して、海岸線に最も近い国道をなぞるとか、その範囲に都道府県道も含めるとか、著名な岬を全て回るとかだ。私の場合、時間と金の制約が大きいので、もっと大胆な簡略化をする。「各都道府県の庁とその街の主要駅の前で写真を撮る」というものだ。それなら、回り方にもよるが、おそらく1万kmくらいの走行で完遂できる。チェックポイントの数が47個で済むので計画も進捗管理もしやすい。それでいて、日本の津々浦々の街並みや自然や風土を堪能するのに十分だ。加えて、北海道最北端の宗谷岬と九州最南端の佐多岬も訪れることにする。
時間的制約から、全行程を一度にこなすのは私には不可能だ。よって、何回に分けてやっても良いことにする。最初の旅は東京都世田谷区の自宅から出発するが、二回目以降の旅は、前回までの旅で自走で訪れた場所に輪行して開始しても良いことにする。ドラクエで一度自力で訪れた場所にルーラで跳躍できるように、あるいは一般的なRPGでセーブポイントからいつでも再開できるようにだ。
行動指針
宿泊は主に快活クラブなどの漫画喫茶を使う。ない場合は、ユースホステルやゲストハウスやライダーズハウスなどの安宿を探す。それらもない場合は、ビジネスホテルを使う。というか、基本的には快活クラブがある地方中核都市を渡っていけるように旅程を組む。快活クラブなら、睡眠と風呂と洗濯ができて、飲み物も飲み放題で漫画が読めてPCも使えて、ブース席なら一泊(12時間)3000円くらいでいける。
理想的には、午前8時くらいに宿を出て、午前中に4時間くらい走行して、昼飯を食べて、午後に4時間くらい走行する。グロスの速度が20km/hくらいなら、それで1日160kmくらい走れることになる。実際には道中の観光地に立ち寄ったり休憩したりもするので、午後6時くらいの日没前に次の拠点に着くことを想定する。それから現地の街を散策するなり夕食を調達するなりして、午後8時くらいに宿にチェックインする。快活の12時間パックを使うなら、必然的に次の日のチェックアウトは午前8時になる。
自転車
ブロンプトンに乗る。なぜロードバイクでもランドナーでもなくブロンプトンなのか。それは私にもよくわからない。あえて言えば、サイクルウェアとビンディングシューズではなくTシャツ短パンとスニーカーで気負わずに乗るのが似つかわしいことと、走行性能に劣るはずのブロンプトンをうまいことカスタマイズして乗りこなすのが楽しいことが理由だ。
ギアはフロント52T+39T、リア11T+18Tのワイドレシオにする。平地では主に52T/11Tで走り、ちょっとした坂はそのままスタンディングで上り、ちょっと急な坂でもギアを変えずにダンシングで登り切る。それで凌げない場合には52T/18Tを出して、むしろゆっくり走って消耗を防ぐ。登坂が続く峠道では39T/18Tを出して10km/hとかでのんびり登って消耗を防ぐ。
フラットペダルにハーフクリップをつけて、フラットペダル用シューズを履く。ビンディングには劣るが、前押し足と引き足で推進力を補うとともに、筋肉疲労の分散を図る。
衣服は普通のTシャツと短パンまたは長袖シャツと長ズボンにし、インナーパンツにクッション付きのものを用いる。サドルはスポーツタイプの中ではクッション厚めのものを選ぶ。
準備
荷物は最小限にとどめ、バックパックひとつに全て詰め込んでも3分の1くらい容量が空くようにする。その制限の中で、以下のものを入れる。
- 着替えセット
- Tシャツ、短パン、トランクス、ハンドタオル
- 工具セット
- ポンプ、替えチューブ、15mmレンチ、タイヤレバー、パッチ、カッター、(ラジオペンチ、8mmアーレンキー)
- アメニティセット
- 歯ブラシ、歯磨き粉、日焼け止め、虫除けスプレー、T字カミソリ、耳栓、プロテイン、EAA
- デジガジェセット
- 充電器、USB-Cケーブル、マイクロUSBケーブル、ウォークマン、イヤホン、(モバイルバッテリー)
- その他
- 財布、スマホ、サングラス、帽子、カメラ、(交換レンズ)
野宿をするために寝袋やエアマットを持ち出すのもやってみたが、継続的に野宿するならテントも持って行かないといけないので、バックパックひとつに入れるのは無理だ。それよりは、野宿はしないと割り切って、荷物を減らした方が良い。
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