1年振りのブロンプトン復活
後輪の車軸が折れてから1年近く放置していたブロンプトンを復活させた。日本一周で活躍させた相棒だが、今後は本来の街乗り用途で普段遣いする。

Cospaiiのアルミホイールはとても良く走るので気に入って使っていたが、純正からそれに変えただけでかなり軽快に走れるようになった。しかし、何千キロか乗ったら、車軸が折れてしまった。普通、こんなところは折れないので、一瞬、不良品じゃないかと疑った。

しかし、早合点で環境や製品に責任を押し付けるのは良くない。よくよく考えると、自分のせいっぽい。上述の記事にあるように、スルーアクスルの張力だけで後輪を固定していたため、走行中に微振動が起き、その応力集中と金属疲労で破壊に至ったと考えるべきだろう。


新しいホイールはスルーアクスルを使わず、M10のボルトで締め込む方式だ。ここで問題となるのは、車輪の軸を強力に固定するとともに、テンショナーもずれない程度の力で固定する必要があることだ。正しいと思われる方法は、内径3/8インチかつ厚さ2.5mmのスプリングワッシャーを4枚重ねて、テンショナーディレイラーとホイールを共締めすることだ。スプリングワッシャーの弾力で軸とフレームの間に張力をかけてずれないようにしつつ、スプリングワッシャーを縮めた後でテンショナーディレイラーにもわずかな圧力をかけられる状態にする。


てことで、Cospaiiは悪くないので、同じ製品をリピート買いしようと思ったのだが、もう廃盤になっていて手に入らなかった。よって、後継っぽいのをメルカリで25000円で調達した。


G3組のスポークと華奢な形が美しい。リムテープの代わりにVelo Plugsを使うとさらに軽量化した。フレンチバルブになったのも、ロードバイクと共存させるには便利だ。


しかし、内幅14mmという仕様は、いざ手に取ってみると思った以上に細かった。マラソンレーサーを履かせると、タイヤ断面が思いっきり電球状になる。猫車のタイヤみたいだ。

電球状になると、サイドウォールの剛性でタイヤの形状を支える力が弱くなり、カーブの際にタイヤがよれやすくなる。よって、空気圧を高めにして運用する必要が出てくるのだが、そもそも私は90psiくらいのかなり高圧で運用しているので、この構成でもなんとかなる。とはいえ、より細いタイヤを履くべきなので、このマラソンレーサーに寿命が来たら、虎の子のSchwalbe Oneを出すか、Schwalbe KojakやJoseph Kuosacの細いタイヤでの運用に切り替えよう。
以前はO.Symetric 52TとCycloid 32Tのフロントダブルかつリアは11-15-21Tの外装3速で運用していた。しかし、最近買ったAnchor RE8にO.SymetricとCycloidは移植してしまった。よって、105の純正真円50Tチェーンリングと余っていたO.Symetri 36Tのフロントダブル構成に変えた。アウターだけ真円というのはまた新鮮な感覚で、真円がいかに膝関節を使うかがよく分かる。とはいえ私は楕円が好きなので、折を見てアウターも楕円に換装しよう。

てことで、久しぶりにブロンプトンに乗ることができた。直立気味の乗車姿勢でサドル荷重が大きいのに最初は当惑するが、やっぱりこの乗り味は楽しい。漕ぎ出しが軽く、ステアリングがめっちゃ軽く、そして意外に速く走れる。フロントダブル化と外装3速化のおかげで峠も登れる。

15秒で折りたたんで屋内に持ち込めるので、寄り道が捗る。折り畳んだ際の薄汚れた感じが、歴戦の勇姿な感じで良い。ロードバイクにSelle SMPサドルを徴発されたので、Selle Italiaの破れたサドルをつけている。


追記:やっぱりサドルはSelle SMPに戻した。というのも、そうしないとサドルが後ろ寄りになってしまうからだ。ブロンプトンはBBが前にオフセットされているので、純正のシートポストはサドルを前にオフセットするヤグラがついている。しかし私はサードパーティのカーボンシートポストに変えているので、レールが長いサドルで前に出す必要がある。Selle SMPの製品はレールが非常に長いというのが美点の一つだ。Selle SMPで限界まで前にするとやっとまともなサドル位置になる。

近頃買ったAnchor RE8にロングライドは任せて、ブロンプトンは本来の街乗り用途の地位に戻る。高速旋回しないのであれば、タイヤウォールが立っていなくてもそんなに問題はないし、ホイールが軽い分だけストップ&ゴーは楽になる。ロードバイクだと、盗まれなさそうな置き場所を探すのに手間取るので街中で乗り回すのに不便だ。一方でブロンプトンは折り畳んでしまえば大抵の場所に持ち込めるし、茂みや物陰に隠して地球ロックすれば、たまたまそれを見つけた人間がたまたま悪人でたまたまボルトクリッパーを持っている確率は極小なので、まず盗まれない。そしてやはり輪行が楽なのもでかい。帰りは輪行すると割り切ると、存外遠くに走ってしまう。
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