ハーブ自家栽培のススメ

長野に移住してから家の前の畑でいろいろ育てている。その中でもハーブ類、特にパクチーとバジルがおすすめだという話。


ハーブ類は、栽培が楽だ。適当に土を盛って、安い有機肥料を混ぜてから平らにしたところに、2cmくらいの深さの穴を指で開けて種を埋めていけばよい。肥料が500円で、種は1種類150円くらいなので、1000円もあれば始められる。世話も水をやって周囲の雑草を引っこ抜くだけなので簡単だ。一畳程度の広さの日当たりのよい土壌が確保できるなら、誰でもできる。見た目が雑草とそんなに変わらないので、河川敷の野原に勝手に植えたってばれないだろう。

ハーブは主に葉っぱを食うわけだが、葉っぱをむしるほどに次々と生えてくるので、初夏から夏にかけて一度植えてしまえば、晩秋に枯れるまで継続的に収穫できる。雑草並の生命力なので、植える時期も適当でよい。種まきは初夏が最善と思うが、7月末ならギリギリ間に合うだろう。発芽するまでと苗が小さいうちは2日に1回くらいは水やりをしないといけないが、10cmくらいになったら3日に1回くらいでよく、20cmくらいになったらもう放っておいてもまず枯れない。水やりついでに雑草を駆除するのはちょっと面倒だが大事だ。ある程度育ってから収穫を開始して、25%以上の葉っぱを取らないようにしておけば、継続的に収穫できる。

まずおすすめなのが、パクチーである。カレーに入れてもおいしいし、炒め物に入れれば何でも東南アジアっぽい雰囲気になる。秋に実がなれば、それはコリアンダーシードというスパイスとして使える。これもカレーや炒め物に入れるとうまい。しかも、葉っぱが鬼のように生えてくるので、食っても食っても無くならない。

次におすすめなのが、バジルである。刻んでピザや肉料理に載せたり、サラダに混ぜたり、炒め物に入れれば、何でもイタリアンな雰囲気になる。秋に実がなれば、それはバジルシードというスパイスとして使える。こちらは味があんまりないので、水に浸して柔らかくしたものを杏仁豆腐やらゼリーやらに乗っけて使う。バジルは発芽率が非常によく、苗が隙間なく生えてくるので、こちらも食べ切れない状態になる。食える雑草という感じだ。

他にも、シソ、パセリ、春菊あたりが楽だし使い勝手が良いのでおすすめだ。そいつらも、むしるそばからバンバン生えてくるので、夏中楽しめる。

最近ハマっているのが、ピザトーストである。食パンと溶けるチーズとハムまたはベーコンだけあれば作れる。ハーブが無料なので、6枚を600円くらいで作れることになり、原価1枚100円になる。作り方も簡単で、パンにケチャップを塗って日替わりで選んだハーブを乗っけて、チーズとハムを乗っけて焼けば完成。焼くと縮むので、ハーブは鬼のように乗っけてOK。何種類か混ぜてもOK。バジルが鉄板だが、パクチーやシソも普通に合う。朝飯にこれとコーヒーというのも良いし、ウイスキーで晩酌する際のツマミとしても最高だ。ケチャップだと甘辛すぎるという場合には、ちょっと値が張るがピザソースを使うか、ケチャップ少なめでトマトを乗っけるといい感じだ。

庭の畑が広いのでハーブ以外にもキュウリやらトマトやらカボチャやらゴーヤやらナスやらピーマンやらトウモロコシやらインゲンマメやらピーナツやらサツマイモやらヒマワリやらも育てているが、ヒマワリ以外はちゃんと世話をしないといけない。そして、実ものは収穫時期になると一気に大量に食材ができて余るのが厄介だ。その点でハーブは継続的に楽しめて、雑草の一種だと思えば食いきれなくてももったいない感がないのが良い。

まとめ。自由にできる土壌があるならば、ハーブ栽培をしてはいかだろうか。とにかく世話が楽だ。なんの知識もなく始めてもまず失敗しない。食料としてコスパがめっちゃよいし、ちょっとした趣味としても充実感がある。そしてピザトーストがうまい。