長野の旅 : 4日目以降(平沢峠)

  • 長野県南佐久郡南牧村
  • 長野県佐久市
  • 山梨県北杜市
  • 山梨県甲府市
長野県南佐久郡南牧村

実家で数日過ごしてから、佐久を経由して甲府まで走って、甲府駅から輪行して帰った。


実家では、施設から一時帰宅していた母も含めて団欒して過ごした。そして、いつも通り、畑仕事の手伝いをした。トラクターで草刈り。除草剤を使わないので雑草が際限なく生えてくるので、それを文字通り根絶やしにするのだ。トラクターに巻きついて抵抗してくる奴らを処理するのが大変だ。そして、根絶やしにしても1ヶ月も経つと復活してくるので何度も根絶やしにする必要がある。いつも思うのだが、農業なんて全然悠々自適じゃない。

父に勧められて、上田の無言館という美術館に行ってきた。先の大戦で戦死した画家の卵の作品を展示している場所だ。その名の通り、散っていった画家たちの無念を絵だけが無言で語りかけてくるとともに、見る者も無言になって鑑賞してしまうという不思議な雰囲気の場所であった。

他にも適当に東御市やら上田市やらの周辺を走り回っていた。どこに言っても必ず峠道を登って帰るというのがなかなか大変な所である。ちょこちょこ出てくるツルヤでおやきを食うのが楽しみだ。あと、タムラヤという地元のパン製造元の菓子パンが昔懐かしい感じで良い。

実家を辞して東京に戻ることにした。まずは小諸を通り抜ける。小諸城址の懐古園とかが見所なのだが、何度も来ているので割愛。「あの夏で待ってる」は切ないのでみんな見るといい。

小諸から少し登ると佐久市街に至る。ここは新幹線も通っていてなかなか栄えている。佐久市内は盆地になっていておおむね平坦なので、スイスイと駆け抜けられる。

南佐久あたりからは千曲川やその支流沿いに緩やかに登る感じになるが、まだまだ平坦の範疇だ。

ところで、旅先で業務スーパーがあると食料調達がてら店内を調査するのだが、長野県内の業スーの多いはYOU Paletteというグループとのフランチャイズ契約になっているらしく、業スーっぽくないのが少し残念だ。豆腐が40円じゃないし、おにぎりが60円台じゃない。

南牧村に入ると、もう完全に登り区間だ。すでに標高1000mを超しているが、さらにじわじわ登ることになる。アウターギアでは登りきれなくなってくる。途中で休憩しつつ、さっき調達した豆腐を丸齧り。プロテインを実家に忘れて来てしまったので、蛋白質を積極的に補給せねば。

この看板を過ぎると最後の登り区間になるわけだが、意外なほどに短く、まったく大変ではなかった。

しばらく山道っぽい坂を上と、急に開けた部分が出てくる。ここが野辺山高原だ。八ヶ岳の麓に広大な農地が広がっていて、走っていて気持ちがいい。

野辺山公園の北端が平沢峠というらしく、中央分水嶺がここにも通っているのだが、全く峠っぽくないので拍子抜けした。高原の緩い坂を登っていたら突然山梨県に入って下り坂が始まる感じなのだ。この付近には野辺山宇宙電波観測所とか鉄道最高標高の碑とか鉄道神社とかがあるのだが、寄るのを忘れてしまった。

標高1450mの平沢峠から355mの韮崎駅までの間はずーっとずーっと下り坂である。つまり北杜市全体が単一の斜面にあるようなものだ。ここをぶっ飛ばして走り抜けるのが本当に爽快だ。坂を下り切ると、甲斐駒ヶ岳やら富士山やらが見えてきて、表日本に戻ってきたことを実感する。

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甲府の手前にも業スーがあったので調査。ここは普通の業スーだった。私が最も愛するのはフライまんじゅうである。うまいし、腹持ちが良い。8個入りで、3km走ったら1個食べていいことにすると、122円で24kmも走れる優れものだ。

甲府駅に着いたので、いつもの信玄像とは逆方向にある信虎像で記念撮影。ついでに、県庁も押さえておく。

15時くらいに甲府駅に着いてしまっていた。峠が大したことなかったので、120kmくらいだと時間が余り過ぎる。ゆるキャン聖地巡礼とかしようと思ったけど、それをするには時間が足りない。かといって近隣で5時間ほど時間を潰すのもだるい。というわけで、電車輪行でさっさと東京に帰ってしまうことにした。20号で甲府まで来るのはもうやっているので、何度もやらんでいいかと。

今回の旅は日本の中央部を東西南北に駆け巡った。山とか峠とかはそんなに好きじゃないのだが、いざ旅を始めてみると躍起になって走破してしまうのだから面白いものだ。