ブロンプトンで美ヶ原林道

天気が良かったので美ヶ原をまた走ってみたくなって、今回はブロンプトンで行ってきた。松本側から美ヶ原林道を登ったが、なかなか走り応えのあるコースだった。


美ヶ原に前回訪れた時はロードバイクだったが、ここならブロンプトンでも来られるだろうと思っていたので、やってみた。ただし、同じ道を走っても面白くないので、松本側から上ってみた。三才山を越えて下ってからまた美ヶ原に登る羽目になって、獲得標高2413mにもなったが、なかなか楽しめた。

朝起きてからグダグダしているうちにふと美ヶ原のことを思い出して、ちょっと遅めの11時くらいに出発。千曲川を渡って、丸子町を南下。天気が良いのに暑くはなくて、絶好のサイクリング日和だ。

美ヶ原に向かう最短経路は武石方面に向かうことだが、今回は松本方面に向かった。鹿教湯温泉を抜けて、三才山をひたすら登って、三才山を抜けると松本市に入る。内村ダムから先の254号は交通量が多い割に舗装が悪すぎるのでなんとかして欲しい。ブロンプトンだと亀裂にタイヤが取られてふらついてしまう。

松本方面に下っていくと、途中で脇道っぽい分岐がある。長閑な農村の道を進んでいくと、その先に美鈴湖があり、さらに先に美ヶ原林道の入口がある。

美ヶ原林道は、ほとんどの区間が舗装路で、たまにガレ場があるくらいで、普通に走れる道だった。そこそこ知られた道なので、サイクリストと5回くらいすれ違った。斜度も抑えめで、長和町側から登るよりは楽だった。

頂上には武石峠がある。モニュメントが打ち捨てられていて趣深かった。

底から先は美ヶ原の天空の道っぽい風景が広がる。ここを走るのは本当に気持ちが良い。

電波塔に至る道はグラベルっぽい感じになっていて、小径車だと走りにくくはあるが、走っていて楽しい。グラベル遊びで脳汁が出るというのもなんとなくわかる。

グラベルを抜けると、電波塔がある。ドライブやハイキングで来ている人達で賑わっていた。

平原の方に抜けると、美しの塔がある。ここは何度も来ているが、定点観測として写真を撮っておく。

ついでに和田峠(相模原のじゃなくて中山道の方)にも登ろうかと思ったが、日が暮れてきたので断念して撤退。ビーナスラインから美ヶ原和田線を通って下った。こちら側はめちゃ急斜面なので、ブロンプトンだとリムブレーキの過熱が心配だ。実際、触れないほど熱くなるので、休み休み走った。

しかし、しかしだ、休み休み走ったのに、過熱でチューブが溶けてパンクした。これで2回目だ。替えチューブを持っていたので対応できたが、時間と金と精神力の無駄が過ぎる。

その後は夕日を浴びつつまったりと帰路についた。結局のところ、ブロンプトンで勾配10%以上の坂を下るのは危険ということだ。8%くらいまでなら長い下りでもエアブレーキだけで安全な速度に抑えられるけれど、斜度がそれを越えたり、舗装が悪すぎて速度を抑えなければいけない場合、ブレーキをかけまくることになる。そして摩擦熱でリムが加熱して、バルブ部分からチューブに熱が伝わって、バルブとの接合部が溶けて、パンクする。しかも高速走行している途中に一瞬で空気が抜けるので、パンクした瞬間に転けそうになる。ディスクブレーキ化以外の手軽な対策はないものか。

ひとつ面白い発見があった。心拍数が152bpm以上のZ5領域に入ると心拍計が震えて警告するようにしているのだが、パンク修理中にずっとそれが震えていた。特に激しい運動をしているなくても、ストレスを感じるとコルチゾールやらアドレナリンやらノルアドレナリンやらが出て、血糖値が上がり、心拍数の上昇と血管が収縮で血圧が上がり、糖代謝に見事に切り替わってしまう。脂質代謝で走るためには、心の平静というのがいかに大事かを考えさられる。また、心拍数はパワー以外の要素にも甚大な影響を受けることも確かめられたわけで、パワーメーターだけでなく心拍計も併用することが大事だということも再認識させられた。

今回はサイコンをほとんど見ずにペースも好きにして走ってみた。結果として、L1で3時間、L2で2時間半、L3で1時間半、L4で30分、L5以上で7分という、なかなか良い感じの運動内容になった。平均パワーが117WなのにNPが145Wもあって、つまりVIが1.24にもなっている。ブロンプトンだと重いギアが足りなくて下り区間がL1だらけになったり、軽いギアが足りなくて急坂登坂でL6以上の負荷になったりするが、それが良い刺激になる。TSSは310.7なので、週末の運動としては適度な量だったのではないか。

今回の栄養補給実験は、朝食だけ普通に食べて、それからEAAを15g飲んで出発して、あとは特製ドリンクのみでどれだけ行けるかというのを調べるものだった。結果としては、終盤に若干の空腹感は感じたが、ドリンク2本で走り切れた。イソマルツロース(パラチノース)だけでも、ほぼ空走に近いL1負荷でアクティブレストをしている間に黒字となった糖分で肝グリコーゲンを貯められるのか、L3以上が2時間混ざってもハンガーノックにならなかった。朝食をちゃんと食えば、ペースにもよるが、ドリンクだけで山岳を含む100km程度のサイクリングはできることが確かめられた。わざわざそんなリスクを冒す必要はないのだが、特製ドリンクの実力を知るには良い機会だった。イソマルツロースは本当に腹持ちするので、ロングライダーにもっと広まって欲しいと思う。

まとめ。美ヶ原は良い所だ。上田や松本に訪れた時は、ぜひ登ってみてほしい。どちらの拠点から行っても100km程度のコースになるだろう。どの経路で行ってもそれなりの勾配の道を走る必要があるが、頂上付近を走っている時にはその苦労を忘れるほどに気持ちが良い。ただし、ブロンプトンで行くなら、下りでのリムの加熱には気をつけるとともに、絶対に替えチューブと修理キットを持参すべきだ。